よぉいやさぁ

 

滝沢歌舞伎ZERO 2020 THE MOVEを見に行った話。

(ネタバレあり。悲ピーマンの人リターンおねしゃす。)

 

 

先日、Snow Manの阿部くんにハマった話を書きました。

あれを書きながら「滝沢歌舞伎の映画やってんじゃん見に行こう」って脳直1秒で決めて見に行きました。

 


 

 

まず劇場に行ってびっくりしたのは平日の朝だったのに6割ぐらい席が埋まっていたこと。

自分は映画が好きでコロナ前は毎週のように映画館に行ってました。

映画館に行く時はよっぽど見たい作品じゃない限り公開2週目以降の平日の朝を選んでて。この時間帯は人が少ないし治安が比較的良い感じがして。作品にもよるけど大体3、4割ぐらい埋まってる程度。

その感覚でいたから劇場に入ってびっくりしました。見終わってから分かったけど、リピートするね、あれは。わかる。

12月の頭から公開して2か月経ってても上映している理由がわかる。

 

予告でハニーレモンソーダが流れた時に空気が華やいだのはならではな感じがした。

 

本編前にスノーマン出演の注意事項の映像が流れた。…幼稚園…??(滝沢歌舞伎の前知識ほぼZERO)

 

ぽかんとしてる間に本編がはじまる。

あ、この子は小田将聖くんだ。Jr.はまだ名前と顔を覚えきれてない子が多いんだけど、彼は昔学校へ行こうに出てきた熱烈な三宅担の男の子に似てたから覚えてる(謎理論)

 

暗い部屋で本を読み漁るけどイライラとフラストレーションがたまってる感じ。

マスクの幻想?が見えるまで不安定になっている様子の少年。

小田くんの顔がアップになるシーンの構図が不自然で空いてる左側からなんか来るやつやん…怖いって…とか思ってたら想定外の右からバンっとマスクが表れてビビった。

お化け屋敷に入った岩本くんと同じぐらいビビった。

 

妖精?の女性に誘われ滝沢歌舞伎と書かれた表紙の本を手にとる。

すると不思議な世界に迷い混む少年と女性。

あれ…なんか見た事ある世界観…フィーバーとフューチャーのPVってこんな感じじゃなかった???

 

しかしまぁのっけからジャニーズ全開のトンチキ感(褒)

 

ひらりと桜から始まる。

これ2019年の音楽の日で初めて見てすごい印象に残ってる。

すごく美しい。衣装の袖口や裾の計算された美しい揺らめきとか、溺れそうな桜とか。

その桜を投げたり蹴ったりで舞わせる演出とか。

 

 

今までの日常が失われてしまい、どんよりとした閉塞感や不安が付いて回る中、華やかに凛と美しく、明るい笑顔で幕開ける。エンタメは死んでないしいつだってステージの上にいる。”楽しい”気持ちを思い出して。と言った意図かな。

去年何度も思ったけど彼らだって同じ状況、被った被害も影響も甚大な中、そんな素振りも見せず元気や笑顔を届けようと”アイドル”たらんとする姿勢に本当に敬服する。

 

そしてジャニーズエンターテイメントの強さを何十回目かの”改めて痛感”する。

弱肉強食の世界で強者で在り続ける実力。

絶えず進化を続ける。

すぐに対応する瞬発力。

蓄積されたノウハウ。

それらをキープし続ける準備力。

劇場公演がなくなって映画に切り替えて上映するとか、あの規模で、瞬発力恐ろしくない???

ほんとすごいなぁ…もう規模が違い過ぎてすごいしか言えない。

 

閑話休題

 

ひらり以降は次から次へと衝撃のタコ殴りの連続で順番とか詳細を覚えてられない。

意識を保つので精一杯なので印象に残った事を順不同で。

見間違い記憶違いはご容赦ください。

 

 

 

Meybe

好き。あべふかの声と加工の相性が神。もっと爆音で聞きたい。メンカラ意識の映像もキレイでした。ちょっとネオン調に感じてムードがあった。

あと、ラウールが圧倒的過ぎて自分のキャパでは受け止めきれない。何回も見て咀嚼しないと無理。

カメラ割があるの仕方ないんだけど全部見たい。ふっかも阿部ちゃんもラウールも一瞬も目を離したくないんですけど。

うわーマルチアングル下さい!!!(ジャニオタあるある)

 

 

マイフレンド

すごい。宇宙空間だ。宇宙空間でショーやってる。美声が響きわたり美体が舞う。

ちょっと圧倒的すぎて歌詞を聴くのを忘れて、意味合いを拾えず落ちる舘様と絶妙な表情のしょっぴーにパニック。

え、なにが起こったの??わからん、もっかい見に行く。

 

 

 

男と女

いや…いやさ……ほんとに…………

もう頭に単語がひとつも残ってないんだが………

美の暴力。

しょっぴーが色男ダンディーだった。愛之助さんみたいだった。

めめも相も変わらずビジュアルがいい。スキルがあるからこそキレイなのは承知だけど、基礎点のビジュアルがまずもってしてK点越えてる。しかもフライングヒルの。

 

そして女形2人ですよ。

美しいの語源はあの2人だ絶対そうだ。

 

昔に坂東玉三郎さんのドキュメンタリーかなにかで女形ってずっと脚をおって肘を折って動く。て言うのを見た事があって。めっちゃきついじゃん!って単細胞に思ってたんだけど、改めてほんとにすごいね!!!!(バカ丸出し)

佐久間くんと阿部ちゃんの身長差が大体10cm差ぐらいあるっぽいが2人とも同じぐらいに見えて。佐久間くんも足折ってるから阿部ちゃんさらに足折ってんの??それで動くとかとんでもない体力や筋力だな……

しかもそれで普通にポップス踊ってましたよね??え?まじ?

 

他にも所作やしぐさや表情も美しくて。

知り合いの日本舞踊の先生が「日本の伝統芸能の美しさは辛いの上にある。美しい物ほど演者には辛い。楽な美しさなどない。」って常々生徒さんに厳しく言っていたことをふと思い出した。

男と女だけじゃなく全編、それらのすごく優雅な動きの下にとんでもない努力があるんだろうなぁ。み〇を。

 

映画を見た後に公式youtubeにあがってる19年公演のDVDレビューの動画見た(遅)ら帯の結び方で役柄が表現されているんですね。

調べてみたら着物の柄や化粧、登場などで役柄を読み取ったりするらしく。

歌舞伎って見てもよくわからなかったのは勉強が足りなかったからなのか。なるほど勉強になった…滝沢歌舞伎伝統芸能に触れるきっかけになるってのもすごいな。

映画を見た時は意味とか全然分かってなかったので美しいなぁと感嘆するばかりだったけど、今回の男と女に関しての考察を読み漁り、あのシーンに込められたであろう意味を知ってさらにじっくり見たくなった。

歌舞伎ってわかると面白いんだろうなぁ。やっぱり知識は見える世界を変えるな…スーパー歌舞伎から始めてみようかなぁ…

 

 

 

九剣士

ただただ圧倒されるかっこ良さ。最近のアクション映画とか動きが見ずらくて何がなんだかわからなくなってきてたんだけど、これに関しては結構動きがあるシーンなのにすごく見やすかった。なんでだろ…。生身の人間100%のパフォーマンスだから?注目させたい点にポイントをしぼったカメラワークだったとかか?照明?

いやこれもっかい見なきゃダメだわ(思うつぼ)

 

ここのシメだったと思うんだけど阿部ちゃん最高でした。

音楽の日や今作の腹筋太鼓見てても感じてた。”阿部亮平”と言う人間の芯はこれかもしれない。

いやド新規ほざくなって思われたらすみません。

理解したなど思っておりません。まだ全然知らないのでもっともっと知りたいと思ってます。現状、自分なりに勉強してこうじゃないかな?って思った次第です。恐縮です。

 

人間だれしも多面であり、その上”アイドル”であるのでどれが本質かなんて絶対に永遠に知りえない。

前のブログでも書いたが、ファンの目に触れる表では徹底した”アイドル”でいる、まさにプロ中のプロだと思う。

あの姿は、その人が垣間見せてくれた物事に対する本人の芯の部分のように感じた。

阿部ちゃんは何をしててもそこはかとなく基礎に理知がある事を感じさせるけど

それさえも含めた全てを取っ払った本能をむき出しにぶつけてくる。ただ必死でまっすぐで強い意志の気迫のある表情のように思う。

 

完全なる偏見だけど、音楽の日の時もポイントで映ってなかった?感情にグッと訴えてくるあの表情を番組側さんも見せたかったんじゃないかなぁ。

 

これだけ熱弁しておいて全て一分の隙もない計算ずくのパフォーマンスだったらどうしよう…あり得そう。それはそれでめちゃくちゃ怖いかつ嫌いじゃない。完全に阿部ちゃんの掌で転がされている。(勝手に迷宮入り)

 

 

 

 

腹筋太鼓

岩本さんかっこよすぎでは?????肉体美もだけどすごく余裕そうに見えて。

岩本さんのとこだけ重力ないんじゃない?と錯覚するレベル。すごい…。

音楽の日の時は苦しそうな場面もあったのに。一年でそんな変わるの…

あと雄たけびや呼吸が素晴らしい。すごく空気が締まる。まさしくリーダー。

五右エ門も弁慶もめちゃくちゃかっこよかった。

 

 

 

鼠小僧

急に始まるコント。劇場の空気もフッと柔らかくなった。

お葬式のシーンでまだ何もアクションが起こってないのにおまるさんがマイクの前にいるだけで可笑しい。みてくれじゃなく、形容できないが、雰囲気からすでに笑ってしまいそう。とりあえずなぜマイクがある(笑)そのマイクケーブルはどこに繋がってる(笑)時代設定の中の違和感から面白い。

 

ここで佐久間くんの音声表現のすごさが際立ってた。

ラクロで証明されてたけどめちゃくちゃ演技上手い。有名人の吹替え問題あるけど、佐久間くんは絶対ごちゃごちゃ言わせない仕事をするだろうな。声優仕事を受ける事が普通になるんじゃないだろうか。

銀さん金さんのやり取りめちゃくちゃ面白かったしなにあのテンポ一生聞いてられる(笑)どこかのシーンでしょっぴーが耐え切れずちょっと笑ってるの使われてて笑った、滝沢監督がニヤニヤしてる顔が浮かぶ。

 

舘様の徳俵の旦那の熱血漢だけどちょっとポンコツというキャラがめちゃくちゃおいしい。チャーミングでした。

 

ところであべぞうは猫?犬?

 

滝沢さんの時代の過去公演から繋がりがあるようなのでさかのぼって見なきゃじゃん。

普通の映画や公演じゃないし常連さんが多いんだろうけど、前知識ZEROだとキャラのポジションとか関係性がちょっとわかりずらかったなぁ

勉強して行けば良かった。

 

3人衆もかっこよかった。あの狂気よ。

3人の間でもキャラの差があったらもっと面白かったかな。

あとラウールの演技がこれからもっと説得力や厚みが増していくといいなぁ。

でもあの眼光はすごい。新吉親分を物陰からみるシーンの強烈さといったらないぜ(誰?)


ある程度、9人を平等に見せなきゃならないのかテンポが微妙なとこもあったかなぁ

 

最後の大立ち回りは圧巻すぎてパニック

何回目のパニックよ滝沢歌舞伎すごすぎてパニックの連続。

あの水の中で殺陣やるの…

段差からジャンプするだけでもすごいのに水柱で着地点がほぼ見えないのに飛んでくるのすご過ぎ…水柱から突然人が出てくるかっこよさよ…アニメかよ…

さらに梯子を使った、あれなんて言うの?出会った事がないから言葉もわからないんだけど。

なぜそこに至ったかの説明なんてよくてただひたすらすごい。かっこいい

 

 

映画全体を通してステージから客席を移すショットが随所にある。

あれが見れるのは、普段そこに居られるのは、ほんの一握りの磨かれた人間だけで、体感する事が出来ないon stageの熱量や景色が映像でちょっとだけ疑似体感できて感動だったなぁ

9人の背中、めちゃくちゃ重くてかっこよかった。

 

 

 

最後with love

もうあの清涼感。極楽浄土じゃん。もうなんもいえねぇ。好き。

最後に字幕がでた歌詞の部分は新しい歌詞なのかな。見てる人へ渡される優しい気持ち。

繰り返しになるがこのご時世においてもアイドルたらんとする姿、エンタメがもたらす力”show must go on”の精神に感服する。

字幕を出すところにちゃんと引き継がれているんだなぁってほっこりしたり。

 

エンドロールが左の映像見たいわロールも見たいわで大変でした(笑)

鼠小僧verのcrazy fresh beatはシュールで楽しかった。刀さしてる人大変じゃない?(笑)

あべぞうがちゃんとあべぞうでcrazy fresh beatしてた(笑)

 

 


とりあえずリピート確定です。今から劇場いきますわ。(ドハマり)